名刺入れ〈揉紙・柿渋染〉

伝統工芸品である「石州和紙」と「紙布」という希少な素材を組みわせた名刺入れ。接着にもこんにゃく糊や米糊など自然由来のものを使用し、更に強度を高めるため島根県産えごま油を塗布しています。自然素材特有の色ムラも一つの個性として捉え、愛着を持って長くお使い頂けることを期待しています。

和紙の原料となるの栽培から製紙、製糸、染織、組立、梱包まで気が遠くなるような手間を掛け、ほとんどの工程を手作業で行っています。柿渋染めは、時間の経過とともに外気との化学反応によってより深みを増していきます。自然素材ならではの表情の変化、手仕事ならでの風合いをお愉しみください。

名刺箱〈渋紙・柿渋染〉

木製の専用箱にも、石州和紙（渋紙）による化粧を施し、柿渋を上塗りした後でんぷん糊で仕上げることで和紙特有の毛羽立ちを抑え、強度も高めています。ただ捨てられるだけのパッケージではなく、開封後も卓上の名刺保管箱としてご活用頂けるようサイズや仕様を工夫しました。